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知識の増加過程

学習過程における知識増加方針について共有しておきます。
学習の際の知識の増え方と言ったらよいでしょうか。
例えば、数学の知識を学習させた場合、そのAICoreの知識を複製すれば同じ知識を持つAICoreを作成できますが、 既存の違った知識を持つ2つのAICoreがあった場合には、複製した片方の知識をもう片方のAICoreへ追加しようとすると、 既存の知識との結びつけが必要な為、単純にはいきません。だからと言って、上書きしようとすると、既存の知識をかき消すことになってしまいます。
CELESTEEの人工知能では、近代のシステムとは違い、データベースに情報を追加するという考え方ではなく、 あくまでもINPUTの刺激とOUTPUTの結果を学習させることで 既存の知識と結びつくという学習過程を持つことを検討しています。

つまり、この場合には、数学の知識を得るための刺激情報を既存のAICoreにINPUTしてあげる必要があるということです。 これにより、2つのAICoreは数学の知識と今までの既存の知識を掛け合わせた能力に発展します。 補足ですが、INPUTに対して選択できるOUTPUTの数は足し算ではなく、掛け算的に増えていくことになります。

AをINPUT → A の知識を持つAICore
BをINPUT → AB の知識を持つAICore
CをINPUT → ABACBC の知識を持つAICore
DをINPUT → ABACBC ADBDCD の知識を持つAICore

のイメージであり、

AをINPUT → A の知識を持つAICore
BをINPUT → A+B の知識を持つAICore
CをINPUT → A+B+C の知識を持つAICore
DをINPUT → A+B+C+D の知識を持つAICore

ではないということです。

だから、ABCの知識を持つAICoreにD(数学)を教育する場合、ABCDのように追加インストール方式にはしません。 ADBDCDとなるように、数学の情報を与え、教育する必要があります。

知識の増加過程



話は変わりますが、人間の子供が母親の体から産まれてくる時、一部において学習済みの状態で産まれてきます。
子供は産まれたその時に、「おぎゃー」と泣き呼吸します。一度泣いた子供は、その後、呼吸し続けます。 つまり、なんらかで苦しいと泣くということを産まれてきたその時までに学習しているということになります。 これは、DNAの中に、ある程度は知識を持つ脳の状態を構築する仕組が含まれていることを示しています。
本能については別途後述します。



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