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環境的欲求の生成の仕組み

生得的欲求はAICore実装時点で予め作成済みであるとして、環境的欲求は具体的にどのように 生成される仕組みにするのか検討します。前章でも説明したように、外部刺激がAICoreの体に刺激を与えることにより、 AICoreの体から快楽物質が発生します。この快楽物質をAICoreが受けつけたタイミングで環境的欲求が生成されるとしていました。

念の為、予めここで少し触れておきますが、人間が受ける心地よさを表す刺激は大きく分けて、「快楽」と「不快」に分別されると考えています。 外部環境からの刺激により人間の体によっては(もしくは誰でも実装可能なAICoreの体の実装内容によっては)人により、 「快楽」と「不快」が逆転している場合もあり(個体差)、後天的にこれが決定していると言えます。 (人間の場合は、体を後から実装できないため、先天的となりますが、AICoreでは後天的となります。) 環境的欲求は、不快によっても同様に欲求が生成されるかどうかの検討はここでは行わず、ここでは快楽のみに焦点を当てて検討を行います (不快刺激による欲求生成の検討は後述します)。

その他、説明する上での前提として、環境的欲求はこの快楽をもう一度得たいというものであり、 受けたことのない快楽を欲することはないと考えられます。 つまり、 快楽が発生すると、その時の脳内状態を記憶する仕組みが 人間の脳内にあると考えています。 これから説明する仕組みは、この辺りを論理的に設計するものであり、 人間の脳内を物理的に模範するものでは無い(神経構造などの模範はしない)ので、その点はご留意頂きたいと思います。 この方法で十分に知性の発現を観測できるものと考えているからです。

まず、以下に快楽を伝達しているところを表現した図を示します。


快楽の伝達


AICoreが快楽を受信したタイミングで、その時受信している特定の情報を環境的欲求という形で記録するように設計します。 具体的には快楽の受信タイミングで発生しているAICoreへのINPUTとなる刺激とAICore自身がOUTPUTしている刺激を記録するようにします。 (OUTPUTしている刺激を記録するとは、厳密には、AICoreのOUTPUT時にはOUTPUTに伴うINPUT情報が発生している為、 このINPUT情報を記録します。分かりづらいですが、OUTPUTをしているという情報をAICoreから(体を経由せず)AICoreへINPUTとして返す処理を想定しています。 後述します)。以下はAICoreの刺激の入出力と快楽の受信を示した図です。


刺激の入出力と快楽の受信


上図の刺激Z(OUTPUT)は刺激X(INPUT)、刺激W(INPUT)とは関係なく、もともと独立して(既存インストール済みの欲求解消行動として) OUTPUT処理していたものとします 。 ここではOUTPUTを実行中に刺激 X を得てAICoreの体で快楽Yが生まれたイメージを描いています 。 以下に分かりやすい例を時系列で示します。


刺激の入出力と快楽の受信の時系列


快楽Yにより、それぞれのAICoreへのINPUT刺激がほぼ同時に発生した快楽Yと結合して、環境的欲求が生成されるものとします。 また、環境的欲求のモデルを以下に示します。


環境的欲求のモデル


これが今後の欲求の基本的なモデルとなります。 上記の図では、想定刺激という刺激をモデルに登場させていませんが、想定刺激については後述します。



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