社会的快楽の生成タイミング
ある特定の状況の近辺に快楽が1つでも存在することで、ある特定の状況は社会的快楽になるといえます。
それならば、成功経験のある誘引経路上の状況は全て社会的快楽の対象となります。
このことから、不満解消時(快楽取得達成時)の誘引経路生成タイミングで社会的快楽が構築されると考えて良いでしょう。
また、快楽の不満値が変わると社会的快楽も影響を受ける(連動する)のが筋と考えて良いでしょう。
しかし、実際の人間の行動を見ると、社会的快楽を取得しても、外的要因により、
その先の快楽を取得できないといったストーリーを見かけることもあり、その先の快楽と社会的快楽の強さは、
脳内だけでのみ連動していると考えられます。
例えば、過去に美味しいと思って食べていたお菓子があって(環境的快楽)、
それを欲して将来の分まで大量に購入(社会的快楽)したけれども、
今食べるとあまり美味しいと思わない(想定した快楽を得られない)という経験は誰でもあると思います。
これは、将来的にいつでも快楽を得やすい状況(社会的快楽)を達成したものの、
社会的快楽の先の環境的快楽を取得する行動(食べる)を出力したにもかかわらず、
外的要因により快楽が得られなかったことを表しています
(成長過程でボディの好きな味が変わったなど。ボディの変化があっても脳内の欲求不満値はそのままというケース。
快楽はボディから独立して存在する)。
上記の逆パターンにおいては、不満値へ影響することはなく、一方通行と考えます。
社会的快楽の不満値の変更がその先の快楽(対象の快楽の種類は全て)へ影響を与えないと考えます。
これは、例えば、あまり好きでは無いお菓子を沢山保有(社会的快楽)したとしても、
その先の快楽として味覚から感じる快楽(ここでは環境的快楽)は
(今実際に食べると美味しいかどうかは別として)影響を受けないことを考えれば明らかです。
つまり、社会的快楽の不満値は、社会的快楽の生成時に決定される他、
その先の快楽(社会的快楽であっても)の不満値の変更によって影響を受けます。
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