同一視
抽象化の機能により、過去に経験している状況と似た状況下であれば抽象化欲求を利用して、
新しくも似た状況に対し、AICoreは対応することが出来ます。
別章にて説明していますが、抽象化欲求を生成する際は、複数の似た欲求から、共通要素を取り出し、
共通要素で構成された新しい欲求が、抽象化欲求となります。
ここで、抽象化欲求の生成には、複数の欲求が似ているか似ていないかを判定できる必要があります。
これは、刺激データをどこまで同一視するかという話になってきます。全く同一の刺激であれば同一視するのは分かりやすいですが、
微妙な違いを同じと捉えるかどうかにより、抽象化の機能に影響を与えます。
ただ、この同一視するかどうかは、人間においても、人によって違いがあり、
また、同じ人でもタイミングによっては結果が変わってくるものです。
例えば、少し疲れている時と、元気な時では、捉える情報量が違い同一視の結果に影響を与えることもあります。
集中すれば、細かいところまで刺激の違いに気が付き、同一でないと判定することもあります。
このように考えると、同一視(似ているか似ていないかの判定)の機能と、
抽象化された欲求を使って新しくも似た状況に対応することは、全く別の機能として所在していることが分かります。
同一視はAICoreを搭載するボディの状態によって大きく左右される側面がありますが、抽象化欲求はAICoreが記憶する知識となります。
また、同一視する機能があって、欲求の抽象化が可能となります。
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