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抽象化欲求の抽象範囲

抽象化による学習によって、抽象化欲求には共通の刺激を持つことを紹介しましたが、 抽象化欲求の実行を適用する際、共通の刺激以外の刺激について、すべてを許容するわけではありません。

では、どこまでを許容するのか?という疑問の答えは、この判断は経験から決まるようにするべきであると考えます。 この経験とは、過去の成功経験のことで、二回以上の条件の似た成功、もしくは、成功後の似た体験によって、その2つの欲求の共通部分以外の刺激範囲も抽象化し、 許容すべき範囲を持たせるべきです (範囲の定義はインターフェースごとに開発者が実装できるようにしますが、デフォルト実装として、2つの刺激をfrom-toとした範囲を許容範囲とします)。
この時、2つの実行条件や2つの想定刺激が少しも一致しない場合、すべてを許容する刺激フリーな抽象化欲求が生成される可能性があることにも注意しておいてください (刺激フリーな欲求の存在が悪いという意味ではありません。適材適所に生成されるように実装が必要という意味です)。

また、「刺激フリーの実行条件の欲求が存在する状態」と「欲求が存在しない状態」は、経験の有無による差であり、 とりあえず行動を実行するか、行動手段が思い当たらない為、行動を実行しないかの大きな違いが現れます。




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