人工知能フレームワーク　欲求の検索

欲求の検索

欲求を検索するというと、検索する側が意思を持って検索するように感じますが、欲求の誘引についてお話しした通り、欲求においては、検索される側が意思を持ちます。検索される側が意思を持つので、すでに検索とは違った仕組みですが、言いたい事は伝わっているでしょうか。

検索時、達成したい欲求は最も強い欲求であり、その欲求を出力するために、その時点で出力可能な欲求を検索します。ここで言う、「その時点で出力可能な欲求を検索する」とは、最も強い欲求を達成する為の行動をとる為の欲求を検索することであり、これには、情動や直感、他、幾つかの検索方法がある事は、タイトルだけ紹介したかと思います。
ただ、これらの欲求の検索をするにも、物理的に考えれば、神経回路が存在し、それぞれ連携して情報を伝達し合っていると考えれば、欲求の相互関係の章でお話しするルールに基づいて、検索経路となるものを構築し、自然に限定的な検索が出来るようにする必要があります。
この限定的という部分が、欲求の相互関係構築によって、どの程度精度が高いかによって、検索のスピード、正確さに大きく影響します。

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