最も強いとする欲求の検索
AICoreは、ある一時点において、最も強い欲求を達成しようとするとお話しして来ましたが、
実際には最も強い欲求を達成するだけでなく、そうでもない欲求を達成させるケースがあるかと思います。
例えば、人間の場合、ブュッフェなどで食べ物を取りに行く途中に、
あっ、これも食べたいと思って目的の食べ物を取らずに席に戻ってくるという経験があるのではないでしょうか。
もしくは、そんな人を見た事があると思います。これは何を意味するのでしょうか?
これはある一時点において、最も強い欲求で無くとも、脳を刺激されることによって、
そうでもない欲求が強い欲求に変わったことを表しています。
今、お話ししたケースの場合、目的の食べ物まで移動するという物理アクションがあった為に、
目的達成までの過程において、欲求の強さが変更されたことにあります。
では、次のケースではどうでしょうか?
ピザが食べたくて、メニューを思い浮かべてた時に、パエリアが一緒に販売されていることを思い出して、
やっぱりパエリアが食べたいと結論するケースです。この場合、外部から刺激を受けることもなく、
欲求の強さに変化があった事を表しています。
つまり、欲求の検索中に、検索が刺激となり、欲求の強さが変わりながら検索するという、状態であると仮定できます。
この事から、欲求の検索は、
・欲求の相互関係により繋がったネットワークを検索している
・相互関係により繋がった欲求を刺激し、検索過程において欲求の強さを変更する
処理が行われていると仮定できます。
|
|
人工知能開発プロジェクト Copyright © 2009-2018 CELESTEE Corporation. All rights reserved.
|
|