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過去の無意識下の一連行動

無意識下の一連行動というと、人間が意識なく歩いて本人の気が付かないうちに、 何かしでかしてしまうイメージを持たれるかもしれませんが、ここでは、そうでは無く、 蚊に食われたところを掻く動作など、腕や手などの各ボディを同期させた一連の無意識下の動作を指します。

無意識下の一連行動ですから、例えば、手に持った美味しいお菓子を食べる為に口へ運ぶなどの一連行動を、 健常な大人なら意識して行わないはずです(肘動かして、手首動かして、指動かして・・・など)。 ただし、大人だったらの話で、幼児では、手掴み食べが出来るようになるまで、それなりの練習が必要です。 これの意味するところは、一連の無意識下の行動獲得は、訓練により獲得できるものと言えます。

また、これらの行動は、欲求達成において獲得されることが自然であり、かつ、経験則にも当てはまります。 欲求達成時に、これらの一連行動の記録が残るのは、無意識下のワーキングメモリ的なものが 存在するのか分かっていませんが、事実上、無意識下の一連行動が訓練により獲得されることは明白である為、 これを機能化します。

この一連行動は、虫など単純な出力機構しか持たない個体であれば、体の一部の一連行動では無く、 個体全体の一連行動として記録できる為、自意識(ここでは有意識と行った方が分ピンとくるかも)を 持たない個体であっても、生後に獲得した習性行動として、ある程度知的な行動を見せる事が可能になります。 ただし、無意識です。




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