行動を選択する思考の自意識
この章では、誘引経路検索中に出力される再入力可能な刺激による自意識(思考の自意識)の仕組みについて検討します。
記憶の章では、直前の過去の記憶を論理的欲求化して、かつ、論理的欲求の出力を自意識することについて説明しています。
「記憶」と「思考の自意識」とは別ものであることを明確に理解してください。
思考の自意識では、誘引経路の出力一覧(再入可能な刺激のみ)を入力にします。
あくまでも自意識した刺激も入力刺激であるという考えで、網膜に出力された思考の刺激を行動の起源にする発想があります。
自分の考えを述べるなどの行動も「思考の自意識」が起源と考えられます。
「思考の自意識」は外部へ一切の出力の無い刺激ですが、脳内にこの刺激(特定の誘引経路の自意識)が発生すると、特定の行動を発動するに至ります。
つまり、同じ状況下で、同じ最大快楽でも、思考(の自意識)の違いによって行動が変わることに注目してください。
例えば、絵本などで目で学んだ、やってはいけないこと(論理的不快)と、同じことをAICoreが思考(の自意識を取得)した場合、
拒絶行動をとることになります(論理的不快の拒絶の仕組みについては別途検討予定)。
他にも、「俺は一体何を考えているんだ?」などの発言もこれを契機にしていると考えられます。
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