誘引検索手順
誘引経路の構造から、誘引経路の全量の姿は、木構造となるような作りにしておきます
(自然形態に近い作りになりそうなので、それならいっそのこと自然形態そのものにする方が良いことが多いため)。
木構造の根元から並列で検索するような場面で、並列検索できれば早いですが、パソコンではコア数はたかが知れているので遅くなってしまうことが予測されます。
その為、枝となる成功計画インスタンスに優先度を持たせることで、高速処理を可能にさせます。
これにより利用頻度の高い検索経路の共通利用が可能となり、どの最大快楽でも優先するべき検索経路が安定します。
優先の低い検索経路を通らないと達成できないケースはあり得ますが、慣れない行動は劣後に起こるという整理で良いとします。
環境変化によるものなど継続的な対応が必要であれば訓練すれば良いだけのことです。
また、連続する欲求実行結果により、成功計画インスタンスとなった枝一つ一つが、
木構造の連結関係(成功計画インスタンスの枝の途中に別の成功計画インスタンスの根元が繋がるイメージ。実行断面インスタンスでの接続となります)を持ち、
この接続は具体的に想定刺激で繋がります。
自然形態である木構造を模範する思想から、連結先の途中断面への接続の考慮は一旦不要として考えます
(これにより拾えないケースも出てくるとは思いますが、その頻度によって実装を改善していくことにします)。
ここまでの内容から、成功計画インスタンスには、成功計画インスタンス同士の連結はあるものの、
達成までの一本の直線的な道のり情報が格納されると考えて差し支えありません。
現在状況刺激と最大となる快楽受容体から、現在状況に合致する(最大となる快楽受容体に紐付く成功計画インスタンスの先端部の)欲求セットを成功計画の優先順に検索し、
無ければ成功計画の先端から誘引検索(計画途中の横には誘引検索しない。途中の接続は全て成功計画インスタンス同士の接続)し、
さらに無ければ、隣接する成功計画インスタンスを検索します(直線上に無い他の枝を検索します)。
この検索手順で、最大となる快楽受容体に繋がる一つ以上の成功計画インスタンスを可能な限り並列に検索します。
検索ヒット時、可能な限り最上位の成功計画インスタンスを実行プロセスへ渡しますが、
そもそも、成功計画インスタンスに無い実行断面情報(欲求セット)を実行する場合は、
独立した実行断面情報(欲求セット)単体を実行プロセスへ渡します(成功計画インスタンスに見つからず誘引検索した欲求など)。
誘引検索の考え方として、快楽受容体に紐付く成功計画インスタンスは、最初、短く、だんだん長くなっていく為、全ての長さにおいて、
成功計画インスタンスは作成済みとなり、その結果、先端を除く計画途中の実行断面情報(欲求セット)と現状刺激の一致検索は不要となります。
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