無意識化の過程
誘引経路(もしくは成功計画)の実行で、計画途中の欲求の出力に、再入可能な刺激があると有意識(自意識)が発生します。
この再入可能な刺激の再入タイミング(刺激を意識するタイミング)は、誘引経路(もしくは成功計画)の検索過程では無く、
複数候補からの経路確定時(達成までの道が繋がった時)に自意識に登ります。
達成までの経路の各欲求には、再入可能なインターフェースへの出力とそうで無い出力が混在して、達成までに幾つかのステップが存在するものの、
再入可能な出力刺激が達成までの一連の連続性を持つ経路として存在する場合にだけ、達成までの処理が先に実行される仕組みとします
(単純に誘引経路の優先順として達成しやすい行動として実行される。抽象化した成功計画であれば連続性は問わない)。
これは行動より先に実行される事から、先読みの仕組みともいえます。この先読みの仕組みは、人間の行動として防ぐことのできないインストール済みの行動として定義します
(何かをする時、想像しないという行動制御はできないため)。
この先読み行動が実行され達成されると、共感と同様に偽物の擬似的な快楽(快楽値ゼロ)を生成します。
擬似的な快楽は、快楽同様に入力刺激としても受け付け、訓練により「確信」という意味を持つ刺激に生まれ変わります
(擬似快楽が刺激として入力されるときは、達成への成功率が高くなるような訓練)。
また、他者に説明されて、外部刺激によって疑似的に達成した場合(快楽の無い達成)、既に存在する確信的な刺激と似ている為、
「考えていた事と同じだ」とか「先に言われた」などの発声に結びつく契機となります。このように考えると、脳インターフェースの情報滞在期間は存在するように思います。
ここまでの話は、無意識でやりたいことが確定し、経路を決定した後に、先読み行動として出力されたイメージが自意識に登るという話です(第六感を除く)。
先読み行動の際、再入された刺激によって実行条件が変わり、経路の実行を辞めるケースもあり得ます。
いくつかの経路が頭に浮かぶのは、実行に移さなければ、再入刺激の処理が優先的に実行されるためです。
前置きが長くなりましたが、無意識行動は、誘引経路(もしくは成功計画)の選択時に、再入可能な刺激を持たない誘引経路(もしくは成功計画)が選択される場合か、
再入可能な刺激を持つ経路であるものの、繰り返しによる訓練で、先読み行動(出力刺激の再入処理)を省略する場合に起こるといえそうです。
つまり、繰り返して同じ成功計画を実行すると、先読み行動の優先度はそのまま(快楽を得ないので利用頻度の影響を受けない)で、
実行記録が積み上がり、先読み行動よりも優先して経路選択されることになります。
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