人工知能フレームワーク　快楽を持つ欲求の期待とその影響

快楽を持つ欲求の期待とその影響

欲求が要求する快楽の強さは一定以上を期待されるものとなります。この期待値は快楽をもつ欲求（社会的欲求も同様）にのみ管理されるものとします。快楽取得において欲求に与える影響を以下に示します。

欲求に与える影響＝（ある一時点で得た快楽の強さ）－（快楽の期待値 : 対象の1欲求の過去全ての快楽取得合計平均）

上記式は、快楽の期待値を対象の1欲求における過去全ての快楽取得の合計平均（もしくはそれに準ずる期待値を表す式）として考えた場合の式です。
欲求に与える影響が期待値より大きい場合は、欲求最大値の更新があるかもしれません。また、快楽の期待値も上がります（社会的欲求であれば、飽きる機能が動作すべき状況です。後述します）。よく言う「期待以上」というやつです。勿論、欲求の発生頻度が上がることになります。
欲求に与える影響が期待通りの場合は特に何も無いと考えられます（社会的欲求の場合は、同じく飽きる機能が動作すべき状況です）。
最後に、欲求に与える影響が期待外れの場合、これは快楽を得ているにも関わらず不満状態が残るケースで、期待値未満の快楽しか取得出来なかったことを表現したものです。これは強い快楽を得ていた経験と弱い快楽を受けていた経験を累積して平均を計算することで、「不快では無い弱い快楽」もまた、強い快楽を受けた経験があるならば、弱い快楽でさえも期待値からマイナスの効果として判定します。期待値が下がるとこの欲求の発生頻度が下がります（不快とは別の概念です。不快については後述します）。

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