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生得的欲求と環境的欲求の関係

日常生活では、一見、生得的欲求が強くなると環境的欲求が強くなるのではないかと想像しがちです。 例えば、生得的欲求に代表される食欲が強くなると、 食べることに関係した環境的欲求(トロトロのお肉を食べたいとか、ラーメンが食べたいとか)が強くなると感じますが、 これは、恐らく実態の理解として不適切と考えています。

欲求解消の思考の章でもお話ししていますが、生得的欲求へ繋がる想定刺激が他の欲求と連結する事で誘引経路が構築されるという仕組みから、 生得的欲求の達成までに環境的欲求が存在し、実行するという位置的な配置が約束される為、 環境的欲求が強くなったように感じるのではないかと考えています。

生得的欲求の強さに環境的欲求が影響を受けるのではないかと考えたくなりますが、 環境的欲求が生得的欲求の強さに直接影響を受けるような機能はAICoreでは導入しません。 その理由ですが、現時点で、誘引経路の考え方は脳の理論構造を上手く捉えた仕組みであると言えそうですので、 闇雲に機能を増やさず(機能重複などはシステムの諸悪の根元)、シンプルな作りとする為です。 また、本質的にも環境的欲求(トロトロのお肉を食べたいとか、ラーメンが食べたいとか)が強くなっても、 生得的欲求(ここでは食欲)が強くならないのは皆さんも身をもって知っていることだと思いますので、 その逆もしかりと整理しておいた方が自然法則に従っている可能性が高いと考えます。




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