快楽と欲求の関係
環境的欲求は快楽を受信する事で、生成されるものとしています。
そして、AICoreが沢山の状況下で1種類の快楽を受信すれば、1種類の快楽で複数の環境的欲求が生成されることになります。
つまり、ある1種類の快楽を得るために、幾つもの行動パターンを保持するようになります。
ここで、1種類の快楽から構成される環境的欲求は全て同じ特定の快楽を参照するものとして実装する事にします。
1種類の快楽は、1個しか存在しないという考え方です(10種類の快楽があるなら10個の快楽しか存在しないという考え方。
実装で言うならばシングルトン的な意味合いです)。これは、複数の環境的欲求から一つの快楽を参照する事で、
例えば、酸っぱいものが食べたいと言った時に、酸っぱいものを取得する行動パターンが複数実行可能にすることを期待するものです。
また、これは同一種の快楽を持つ環境的欲求における欲求不満状態への遷移と欲求不満解消状態への遷移を共通化する意図もあります。
具体的には環境的欲求の維持している快楽値を共通参照できるようにするというものです(環境的欲求の強さの章を参照)。
再確認ですが、欲求には欲求発生元の快楽刺激を紐付けて管理する機構が必要になります。
環境的欲求のモデルの中心に快楽刺激があるのを思い出して下さい。
また、人間は快楽刺激を思い出すことはできない(思い出に浸ることはあっても、快楽を自身で再現することは出来ない)為、
快楽と欲求の関係を誘引経路などの経路構築を目的とした連想連結の対象としません。
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