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誘引検索中に展開される長期記憶

今まで、お話しした欲求の生成が、一般的に言う、長期記憶というものに該当することはわかったかと思います。 ここでは、具体的に欲求がどのように利用されると記憶のように扱えるかを解説します。

今までお話してきた誘引検索は、単純に考えると、入力刺激を受けて誘引検索経路上の欲求、 もしくは最大欲求の出力を実行するという条件反射的な整理だったかと思います。
ここではポチ袋を例にとって記憶(自意識できる記憶)により判断が異なる結果が存在するということを説明したいと思います。 例として、ポチ袋の中からお金を出す前後での行動を比較したいと思います (とは言え、自意識できる記憶を経由した条件反射というだけで、 本章で確認すべきことは、「誘引検索を実行する検索ネットワークに配置される欲求」が、 随時、動的に再構築されていることが原因で同じ状況下でも別の行動をとることの説明です)。

まず、ポチ袋からお金を出す前は、ポチ袋を見て、それを入力刺激にして、 ポチ袋からお金を取り出す欲求が実行されるように教育されていたとします。 この時、ポチ袋は、今までに見たことの無い絵柄であることを前提とします。
次に、ポチ袋をAICoreへ見せ、お金を取り出させます。 このタイミングで、お金の入っていないポチ袋が、AICoreの目の前に存在することになります。 記憶の有無を分かりやすく説明する為に、お金を取り出す前後で、ポチ袋の見た目(厚みなど)は変わらないものとします。

この状況下において、記憶に変化が無ければ、永遠とポチ袋からお金を取り出そうとするわけですが、 先程のお金を取り出した行動によって、ポチ袋未開封イメージを入力刺激として、 ポチ袋開封済みイメージを出力刺激とする欲求が生成されています(再入力可能な出力刺激を持つ欲求の生成は別章にて説明予定です)。
その為、お金を取り出した後の誘引検索では、この欲求が、検索経路上に現れ、検索結果が変わる事になります。 例えば、「もっと頂戴!」と言うなどの欲求が検索されたりします。

上記の例の様に、検索の為に誘引検索経路上の欲求を通過すると刺激となり、通過途中の欲求の出力が実行されます。 外部・内部出力を問わずにインターフェースを動作させることになり、最大欲求を達成するための行動が実行されることになります。 つまり、通過途中の欲求出力において(再入力可能な出力刺激であろうとなかろうと)、検索処理を終了するも、 新しい入力刺激で、同一の最大欲求を検索することになります。これは最大欲求到達までみれば、 あたかも一回の誘引検索で実行されるようにみえますが、この処理の繰り返しが最大欲求へ到達させることになります。 この処理のうち、再入力可能な出力刺激(今回の例だと、「ポチ袋開封済みイメージ」。つまり内部出力。)を 持つ欲求が誘引経路上で実行された場合、網膜に該当するインターフェースに映し出され、 自身の考え(長期記憶)を認識することになります。 これが思考時の自意識であり、脳内の連想的なイメージが検索される理由です。 出力により網膜へイメージデータが投影されたならば、記憶を思い出したという自意識がAICoreに残ることになります。




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