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定着済みワーキングメモリ(欲求利用履歴)の再編

AICoreの欲求は入出力において不変的ですが、忘却可能な作りになっている為、欲求が削除されることはあります (欲求を構成する入出力の更新はできない)。 では、定着済みのワーキングメモリ(欲求解消の実行計画)においてはどうでしょうか? 人間の場合は、定着済みワーキングメモリは可変的で、記憶を再編可能といわれています。

一例として、警察の事情聴取で(嘘では無く)偽の告白をすることが多くあることはご存知かと思います。 アメリカの有罪判決全体の1/4近くを偽の告白が占めているというある団体からの報告もあるくらいで、 これはどこの国でも少なからず同様です。 なぜこのようなことが起こるのでしょうか?自分は絶対そんなことにはならないと思うでしょう。

しかし、気の持ちように関係無く、睡眠不足の人は偽の告白をしやすくなることが実証された実験があります。 それはコンピュータの操作ミスで1週間分のデータを消してしまったことを認めさせる実験です。 実際には被験者はミスをしていないのに、寝ていない被験者の半分が間違ったボタンを押した時のことを覚えていると思い込み、 ミスを認める書類にサインしたというものです。 前夜に十分な睡眠をとった被験者がサインしたのは1/5程度であったとのことです。 この実験により、IQの低さや誘導するような質問によっても、偽の記憶を作り出しやすくさせることが明らかになりました。

上記は、欲求の紐付き関係(およそ長期保存されたワーキングメモリ)が、再編可能であることを示すものです。 これは、記憶に残った時の同一状況が再現されなくとも、頭の中だけで、記憶を呼び出したり、 想像するだけでこの現象が起こることを証明するものです。 AICoreには、あまり必要な機能と受け取っていませんが、とは言え、間違った記憶を修正する機能は必要ですので、 記憶を再編するのではなく、欲求の紐付けを追加出来る仕組みとします。 追加とは、誘引検索経路の途中に枝分かれするようなイメージで、 追加した迂回経路(長期保存したワーキングメモリ)の方が実行するべき経路であるとして行動を修正できるようにします。 これは、人間もAICoreも意図して記憶を忘れることができない仕組みであることから、 全体的な機能を整理した時に、機能に矛盾無く記憶を再編できる仕組みを考案したと言ったところです。 もしかすると人間の記憶も再編されているのでは無く、追加した迂回経路を優先しているだけなのかもしれません。




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