データ変換規約
AICoreを搭載させるボディは、入力刺激をどのようにデータ変換するのでしょうか?
そして変換したデータはAICoreへ送信し、AICoreではどの様に解釈されるのでしょうか?
この辺りを説明します。
「AICoreを搭載させた個体」の刺激の解釈仕様は、AICoreのボディ上の刺激の解釈方法と、
その解釈した刺激をAICoreでどの様に扱う(さらなる解釈)かにより決まります。
つまり、ボディを換えれば、例えば、「似ている」という解釈もおおよそ変わってきます
(似たボディで、解釈の仕方を同じにしてあげれば、ボディを変えても影響が無い)。
そう言う意味では、ボディの刺激解釈が万国共通であれば、物理的にボディを変更しても既存の知識や経験が生きることになります。
出来ればその認識を持ってボディを作成頂きたいので、ここではボディが受けた刺激をボディでどの様に解釈してAICoreへ送るべきかという話をします。
その為には、AICoreへ入力されたデータがどの様に解釈されているのかを知っておく必要があります。
まず、ボディに刺激を感受するプログラムを用意して、ボディで受けた入力刺激をAICore向けにデータ変換します。
その為、この変換過程を含め、ボディの実装の仕方により、入力データをどれだけ繊細に扱えるかが決まります。
例えば、似たデータを識別する場合、ボディとなるハードの感受性能に左右されることになりますので、この似ているという定義は、
ハードに依存した方が良いということになります。その為、
AICoreでは、人間の運動野に該当する部分の仕組みと入力刺激を変換しAICoreへ送る仕組みは、
ボディとなるインターフェース側の開発者が実装する作りとしています
(通常、運動野は運動するときの筋肉をコントロールするものと知られています)。
逆に言えば、AICoreのロジックが運動野や感受性能に依存した設計となってしまうと、
結局はAICoreを搭載するハードに依存することになりかねないという理由からです。
また、人間では脳に運動野が配置されていますが、AICoreでは、AICoreのプログラムとアクセス可能な場所に
この機能(運動野に該当する機能)を配置すれば、どこに配置しても大丈夫です。
頭の部分に配置することもできますし、ボディに配置しても問題ありません
(手足に運動野が配置されると、運動野が損傷しやすいのであまりお勧め出来ませんが。)
では、ボディが、AICoreへ渡すデータはどの様な形が良いのでしょうか。実は特段決まりがないと言うのが現在の実装スタイルです。
え?じゃぁ、例えばどうやって「似ている」を判断するの?とか疑問が出てくると思いますが、
実は先程お話したボディの部分に「似ている」かどうかの判断ロジックを実装する様に規約化しています。
つまりは、データに関する区別の判断処理を、AICoreがボディへアクセスすることによって、補うという仕様となります。
整理すると、データの形に制限はありませんが、一定の規約に従ってデータ変換して頂く必要があります。
ボディは以下の規約に則って「運動野」と「刺激感受」と「類似判定」の該当機能を実装する必要があります。
○AICoreに送るデータ規約
AICoreがボディから受ける刺激は、そのボディが受け付けることの出来る感覚です。
ボディはその多数の感覚の強弱を数値的に置き換えるものとします。
(例えば、舌であれば、甘み、辛味、酸っぱさ、しょっぱさ、温度、痛みなどの感覚軸をそれぞれ数値化できること)。
○ボディ上のデータ解釈規約
・「似ている」の判断を実装すること。
・「同じ」の判断を実装すること。
・他
○感覚データと抽象化された感覚データの包含関係
・抽象化については別章にて説明しますが、これらの関係性の定義を実装すること。
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