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脳to脳の刺激再入力を実現する器官

「音声の脳内再生」という言い方でこれから説明したいことが伝わるか分かりませんが、 人間が黙読、もしくは、思考する際に、心の中で発音すると、言葉を自分の頭の中にだけ、 ビジョンなくして、展開出来ます(声を出さない前提)。 ここでは、音声などの脳内再生とは一体どういうことか考察します。

まず、脳のどの辺りで脳内再生を可能にしているか明確にしたいと思います。 その手がかりとして、生まれながらにして音の聞こえない人は、音声を脳内再生出来ないと聞きます。 これだけだと、音を聞いた経験が無いからなのか(脳内再生の機能は正常に維持しているケース)、 脳内再生する機能があったとしても、それが欠落してしまった事により、影響を受けているのか分かりません。

ただ、脳内再生と言っている機能は、目では、網膜に該当します。 脳が網膜に向かって、想像したイメージを出力すると、外部環境のイメージ情報は遮断され、目の前にイメージを再生出来ます。 これが、脳内再生であるとすれば、耳にもこれと同様のことが起こっていると見て間違いなさそうです。 ただし、網膜に相当する機能は鼓膜でしょうか?という疑問が湧いてきます。

視点を変えて、症例をみてみると、鼓膜損傷による思考低下は実例がありませんが、 鼓膜が無傷でもストレス等の難聴による思考低下のケースは存在します。 この時、患者は頭の中で声が混乱していると報告されるケースが幾つかあります。 つまり、脳内再生に相当する機能が物理的に一部の器官に存在すると仮定すると、 鼓膜では無い「鼓膜に近い器官の機能」が、脳内の音の再生を受け付けていると推測できます。 鼓膜は、目でいうレンズのようなものと考えるのが妥当と考えます。

論理的な機能面で言えば、脳内再生とは、自意識の一部でもあり、脳から出力した刺激を外部器官が受け付け、 再度脳へ入力される仕組みが自己の出力を認識することになり、自意識へと繋がります。 よって、脳から脳へ刺激を再入力できる器官(外部インターフェース)が存在することが 脳内再生(自意識も含め)の必須要件と言えます。

念の為ですが、目や耳の感覚記憶が存在する器官が、たまたま脳内再生可能となっていますが、 感覚記憶とは関係無く、脳to脳の再入力が可能かどうかで脳内再生可能か判断するべきと考えます。

また、目や耳への出力は、運動機能ではなく生得的欲求によるものではない為、 欲求の生成方法が特殊となりますが、この辺りは後程別章にて説明します。

話は戻り、生まれつき音の聞こえない人は、思考する際、脳内再生として音ではなく、 手話、または、それに準ずる映像を使うようです。これは、もしかすると、思考する為の器官が、 目と耳に限られていることを裏付けているのかも知れません。
反論として、人間が歩行すると、歩行したという足の感覚が、脳へ返却されるではないか?と考えることも出来ますが、 脳内で足を動かしたという感覚を鮮明に再現できない(ですよね?)ことを考えれば、 自意識はおろか、脳内再生もできません。つまり、足へ出力した命令は、思考に利用出来ないということです。

足を動かした時の感覚があるのは、足への出力命令が、脳へ返却されているのではなく、足を動かした結果、 周りから受信した刺激が脳へ伝わっている為と言えそうです。 また、この受信した刺激も出力刺激ではない為、脳内再生する事はできません。

※ちなみにAICoreは、環境的欲求を生成する際に、OUTPUTに伴うINPUT刺激を感じ取ります。 この刺激を用いて、環境的欲求を生成する事はあっても、AICore自身で意識して利用できる刺激ではないということです。




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