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集中

「精神を集中する」とは、意識を向けて、一点のことだけを考える、ということだと思います。 この「集中する」という行為は、注意力だったり、入力刺激の収集力だったり、バランス感覚だったり色々なケースで利用されます。 本章では「集中する」ことをAICoreではどのように取り扱うのかと、その具体例についてお話しします。

日常会話の中で、「集中する」というと意識の問題だけで、脳内でのみ起こっている現象のように感じますが、 実はそうではありません。例えば、「集中する」ことで、細かい情報まで視覚情報を得ようとした場合、 目のレンズをよく見えるように筋肉で調整します。 また、針に糸を通す作業では、ブレないように手を動かします。 ただ、これらは、目的を達成する過程で、必要な行動をとったに過ぎません。

では、集中して早く問題を解いたり、難しい問題を解くような場合はどうでしょうか? 頭をフル回転させないと解けないような問題では、誘引検索の検索範囲を広げてあげる必要がありそうです。 誘引検索範囲を広げるというと、脳の電流だか電圧の量を調整するイメージでしょうか。 ちょっと不思議ですが、脳から脳へ行動を指示するということが行われているのではないかと考えています。 そう考えると、これについても結果的に必要な行動をとったに過ぎないと言えそうです。

このように、集中することとは、脳から体・脳へ行動を指示するということにすぎません。 つまり、AICoreでは、欲求に従い、動作するというだけで特別なことはありません。

また、集中していない時の入力刺激の処理も含めて考えてみたいと思います。視覚情報の情報収集では、 人間の目から情報を収集しますが、人間の記憶には、ぼんやりと抽象化されたイメージデータと、 はっきりと鮮明なイメージデータを記憶していることがあります。 このぼんやりしたイメージデータは、意識のハッキリとしたときでも、考え事をしながらとか、電話をしながらとかで、 度々、記憶されます。また、ぼんやりしたイメージデータを、頭の中で頑張って考えても、 鮮明にはならないことから、イメージデータは、記憶される前に情報が間引かれ、記憶を司る脳へ到達していると言えます。

眼球や網膜にイメージの抽象化機能がないことを前提にしていることから、 記憶する前に後頭野の抽象化処理が行われていると考えられます。 また、意識しないと(集中しないと)、鮮明な記憶が残らない人間の脳は、デフォルトで抽象化処理が走るものではないかとも考えられます。 これらの前提から、記憶の対象となるデータは、あくまでも人間が意識した刺激のみであると考えても良いでしょう。

つまり、無意識下 の場合は、目から受ける刺激は、その殆どが抽象化されて保存され、 何かを見ようと集中(意識)した場合は、そのイメージ像を鮮明に記憶するのではないだろうかということです。 つまり、集中が求められる場面では、出力が(人間の言葉で言う)集中に該当する欲求が動作するという考えです。 よって、外部からのイメージデータは、(状況によりレベルは違えど)全て簡略化の為の抽象化処理を施したデータとして記憶に 保存されると考えられます。




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