top ダウンロード サンプルプログラム お問い合せ


時間の経過を刺激する

人間が時間を感じることができるのは、時計遺伝子が存在する為といわれています。 この時計遺伝子が体内時計の役割を果たしていることが科学的に明らかになっていることも周知の事実です。

体内時計の中心は、人間などの哺乳動物では、 脳の中の視交叉上核(しこうさじょうかく)という神経細胞の集まりに存在することがわかっており、 眉間の奥あたりに存在しています。 この神経細胞群が互いに連絡しあい、全体として規則正しい強固な約24時間周期のリズムを作っているというものです。 このリズムのことを、概日リズムと呼んだり、生体リズムと呼んだり、呼ばれ方は色々です。

さて、まずはこの体内時計ですが、脳の中に存在してはいますが、 機能としては脳ではなく時間の経過により状態を変えるものでしかありません。 であれば、AICoreの機能では無く、AICoreが利用する機能というボディインターフェースの位置付けにするのが妥当と考えられます。 この機能を以後、体内時計IFと呼ぶ事にします。

体内時計IFの機能には、24時間間隔の刺激を提供する仕組みと、時間の経過の刺激を感じ取る仕組みを持たせます。 時間の経過を長さとして感じ取ることで、ある出来事の持続時間を欲求の入力刺激として利用できるようになります。 これにより、その時発生していた出来事(行動)と結びつけることができるようになります。 例えば、このタイミングで文字列IFに「長い」をINPUTすれば、この出来事は長い時間だと連想するようになります。 更に言うと、この出来事が10分であれば、10分を長いと感じるようになり、「長い」ではなく、 「10分」を文字列IFにINPUTすれば、10分間を「10分」という文字で連想できるようになります。

また、人間の場合は太陽光の刺激を INPUT することで体内時計がリセットさせるようになっていますが、 AICoreでは、インターネットの時計にアクセスすることで正確な時間にリセットされるように設計します。

その他、便利機能として、任意の出来事に時間を常に記録するようにしておきます。 この機能により、時計を見ないで何時何分に何をしていたのか?という問いに対して回答することができるようになり、 AICoreには備えていない機能を体内時計IFでカバーすることができます。 人間がわかりやすい履歴出力(ログ)をAICoreの付属機能として実装することは可能かつ簡単です。




人工知能開発プロジェクト Copyright © 2009-2018 CELESTEE Corporation. All rights reserved.