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概念を生む抽象欲求の利用方針

生成された抽象欲求は、最大欲求の誘引検索過程で利用されますが、 これを利用しようとしたタイミング(最大欲求までの検索経路に、実体の欲求が存在しないか、 或いは実体のある欲求が存在しても、抽象化した欲求の方が、良い結果が得られると判定された場合)で、 この抽象欲求に『該当する』実体のある欲求を検索し、検索した実体のある欲求と組み合わせ、新規に欲求を生成し、 その欲求を利用します。これは、概念に従った行動を実行することを意味します。

まず、どの抽象欲求を利用するかという選定は次の手順に則ります。 最大欲求から要求される想定刺激と、外部から入力された刺激から、 これらにマッチングする抽象欲求を見つけるというものです。 ここでのマッチングとは、抽象欲求の入力・出力刺激のうち、抽象化されていない刺激であれば、 同等の刺激を、抽象化された刺激であれば、型の合う(似ている)刺激を持つ欲求を検索します。

そして、抽象欲求検索後、抽象欲求に『該当する』という部分の仕組みは、デフォルト実装を用意しますが、 AICoreの利用者が実装できる仕組みとします(この部分の仕組みが、AICoreの性能を大きく左右する為)。 デフォルト実装では、抽象欲求と包含関係にある実体のある欲求を検索する機能を実装します。 ここでの包含関係とは、抽象欲求のうち、非抽象な実行条件は完全一致とし、かつ、 それ以外の抽象化された実行条件や出力刺激の型の合う(似ている)場合に包含関係にあると定義します。

そして、この検索にヒットした実体のある欲求を新規欲求生成の材料として採用し、 利用した抽象欲求の抽象部分を実体のある刺激に置き換えて、新しく創造した欲求を生成します。

もちろん 、新規生成された実態を持つ欲求は、今まで実在していた欲求ではなく、創造したも のになります。 よって、新規作成した際、欲求ですので、創造した記憶として残ることになります。 その後、創造したことか、または、実際に起こったことかを分別できるように、創造した欲求は色付けして分別可能にしておきます。

このように欲求を新規生成することで、不快となる欲求を創造してしまっても、 次回の処理で、実在する欲求として検索され、拒絶できるようになります (快楽であれば、次回以降実体を検索できるようになります)。

ここまでの検討から、概念とは、 最大欲求の達成をより可能にする為に、 達成可能性の高い欲求の候補を内部生成可能にする機能のことだと言えそうです。

また、抽象化された欲求を「抽象欲求」、抽象欲求から生成された実体をもつ欲求を「創造欲求」として 用語を定義しておきます。




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