行動に見えない行動による自意識
「思考する」というと、頭の中で色々考えて、答えを出すというイメージがあるかと思います。
まさしくその通りですが、思考を意識できるということは自意識があるということです。
この「思考を意識すること」が脳から脳への出力刺激の再入力であることは、前章でお話しした通りです。
そして、自意識に出力刺激が必要ということは、AICoreは自意識の為に、欲求を実行する必要があることを意味しています。
欲求を実行しなければ自意識出来ないとも言えます。
ここで、欲求を実行するとなると物理行動が伴うイメージがありますが、思考時の行動を網膜へのイメージ出力と考えると、
一見、外部から見てもAICoreは全く動いていないように見えます。本章のタイトルにある、「行動に見えない行動」の理解がここにあります。
また、自意識ではありませんが、AICore個体の外部環境に対し物理的に動作しなくとも、IFをAICore個体内で動作させることで、
抽象欲求から動的なOUTPUTの情報も得ることができます。
これは、例えば、眼球動作により網膜への投影先の位置を変更することによるイメージデータの合成などが該当します。
これらのように、脳から脳への出力刺激の再入力機能や、AICoreを搭載するボディの内部動作機能が上手く連携する事で、
複雑な思考を自意識できると考えられます。
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