共感の条件
共感は、外部から入力される刺激のうち、経験済みの想定刺激の少しの劣化情報(もしくは少しの差異)を受信した時に引き起こされるものとし、
インターフェースレベルでの情報の欠如や、インターフェースがありながらも大きく情報劣化している場合は起きないものとして考えます。
例えば、スポーツ選手がサポーターの声援とその状況(視覚情報)が快楽取得の欲求の想定刺激となっているケースで、
サポーターがいないのに(視覚情報の大幅劣化)、サポーターの声援だけで快楽を感じるようなケースがあるとすれば、
そもそもサポーターの声だけで快楽を感じる気質(そういう教育を受けている人工知能)であるか、
声援を聞いて、サポーターのイメージを網膜へ出力させて再入させて(思い出して網膜を通すことは少しのイメージデータの劣化として)、
創造した快楽を得て、共感しているものと考えます。
同様に、人の話を聞いて、共感することがあるのは、人の話を聞いてイメージを網膜へ出力させて、そのイメージが劣化情報として再認識された場合だと考えます。
少なくとも、思い出す処理で網膜に出力されるイメージは、情報の劣化として再入力されると考えます。
これらは、刺激の再入力可能なボディインターフェースを通せば、少しの情報劣化となるような設計とすれば、「思い出す」という出力処理により、
共感が伴うことを示唆しています。ただし、本機能の実装の最初のうちは、ロジックを分かりやすくする為、
再入力したデータに印(再入力フラグ)を付けることで劣化を判定することも検討しています。
他、関連した話題として、成功計画の達成までの経路情報そのものの刺激入力(第六感)は、「情報劣化を前提としたボディインターフェース」を介さない刺激の再入力です。
成功計画の経路には、再入力可能な出力刺激が含まれますが、ボディインターフェースを通さず情報の劣化は発生しない為、
共感には至らないということになります。実際の経験則としても、情報劣化の起こらない無意識の刺激に共感することは無いといえるでしょう
(共感は、あくまでも過去に経験した再入力可能な刺激からの情報劣化・情報差異が対象です。
もともと見るだけでイメージを抽象化して記憶する仕組みとしてイメージインターフェースを実装している場合は、
思い出す際の再入力により、抽象化が再度機能し、記憶イメージから更に情報劣化が起こり、共感するということになります)。
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