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「やらなければならない」という目的(欲求)

「やらなければならない」という行動は、不快が呼び出す(肯定的な)拒絶行動の派生であると整理したいと思います。 「やらなければならない」という行動は、あくまでも(回避行動では無く)不快が原動力となる行動で、 快楽の誘引状況に関わらず、不快が発生している時にとられる行動になります。 そういう意味では、快楽と不快を単純にプラスとマイナスで一直線上に表してしまうとうまく処理出来ないので注意が必要です。

もともと、拒絶行動は、不快を受けた時に発生する行動で、不快を受けた時になんらかの刺激を受けていれば、 その刺激もまた論理的不快として扱う事になります。これら全ての不快を未来に想定した時に発生するのが、 「やらなければならない」という(回避ではない不快に肯定的な)行動だと考えます。

不快は、快楽の達成願望と違い、行動を誘引することはありません (不快刺激の例として分かりやすいものは、恐怖、怒り、暑い、寒いなど)。 不快の刺激を受けた時に拒絶行動を起こすだけです。 ただし、現在状況から発生可能性の高い想定刺激を算出し、 それもしくは、その先に(論理的でも、環境的でも)不快があれば、その不快刺激が発生可能性の高い想定刺激でなくなるまで、 拒絶行動をとるという動作仕様にすべきと考えます (最大不快という考え方は無く、あくまでもその時点の状況から単純な想定刺激を算出し、 その中に不快が発生するかどうかという計算)。

ただ、この行動の獲得原理は、発生可能性の高い不快刺激が無くなった (想定刺激を検索する範囲から見えなくなった)瞬間に快楽が発生したものと捉え、 この時に動作していた出力と状況刺激を入力にして、欲求を作成するものと考えます。 この時、この欲求を構成する快楽は、不快刺激そのものとなります。 例えば、「ごめんなさい」という言葉は、不快の肯定的な行動出力として利用されることが多くあります。 念の為ですが、不快へ到達する誘引経路を選択しないという選択は、 快楽の強弱により判断される回避選択(拒絶ではない)なので、間違わないように注意して下さい。

他、健全な生物の動作をみても、その生物が行動を起こさずして、 環境が時間と共に変化することによって不快となる刺激を受信ことが予想される場合は、 何か行動を起こすのが生命体として自然です。この行動発生の性質は、 自分が行動を起こそうが起こさなかろうが、想定(発生可能性の高い想定刺激を見つける処理)により (論理的でも、環境的でも)不快を刺激したタイミングで起こる拒絶行動であると整理しています。

纏めると、
・不快を伴わないための誘引経路回避は、快楽起源の回避行動
・不快を伴う予想からの行動は、不快起源の拒絶行動
といえそうです。この2つは、似て非なるものなので注意して下さい。 いずれを選択しても不快を受信すれば不快を持つ欲求から行動が実行されます。

また、テストケースの参考までですが、「やらなければならない」という欲求の例として、 「酷い貧乏」が不快刺激として当てはまる場合、人間の解釈として、まだ見ぬ現実と言うこともできます。 つまり、想定刺激の1つとして存在していることがあります。 トイレ掃除と「酷い貧乏」、孤独と「酷い貧乏」、ボロ屋と「酷い貧乏」が同時性により結びついている場合、 これらが論理的不快となり、これらのイメージをトリガーに拒絶する欲求が生成されます。 拒絶行動としては、お金を取得するための行動などです。

次の話は少し飛躍した分析かも知れませんが、認知症では無い場合の物忘れの現象は、 この想定不快を忘れたことによるものでは無いかと考えています。 不快を持つ欲求は、最大不快の考え方が無い為、目的が維持されにくく忘れやすいと考えます。 ちなみに一度、想定不快を実体験(体験したら本当に不快)した人は、体験済みの不快として、 より強く精確な欲求が存在し、その想定不快による行動が発生しやすくなります。 逆に、実体験が思ったより不快でないという場合は、想定不快をあまり拒絶しないようになります。




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