無報酬学習は可能か?
■議題
無報酬学習は可能か?
■検討会記録
生得的欲求の達成に快楽を伴うと、環境的欲求が発生する、
すなわち行動が学習されると言われると、快楽を発生させなくとも人間の子供を教育できるのではないか?
と反論を考えてみたくなる。
だがこれはどんな事にも興味を示す赤ちゃんを想像すればわかるが、この検証は限りなく不可能と言って良い。
興味の達成は快楽である。それよりも何より、赤ちゃんを教育するとき、正しいとされる行動を赤ちゃんが取った時、
なでなでや、「凄いでちゅねー」などの笑顔での声かけなど、赤ちゃんへ快楽を与えて教育するのが常套手段なのだから、
赤ちゃんにとって何が正しいかの指標を快楽として与えずに教育すること自体、教育手法から検討が必要という事になる。
そう考えると快楽なしでの教育は今のところ思い当たらない。
もう少し検討を進めようとしても、赤ちゃんが何を快楽にしているか分からないのと、かつ、
殆どが快楽として捉えてしまう傾向にあると思われるので、快楽の発生していない状態を検知するのが難しく、
快楽の無い状態から何をするにしても快楽が発生しそうなものである。
勿論、「記憶」を「学習」とは別の機能としてとらえる事が前提になるが、
無報酬での「学習」の必要性にも迫られている気がしないのもあり、この検討は止める事にしよう。
(記憶は無報酬でも記録されるものもある為)
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