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共感という能力は高度に進化した脳だけが持つ機能なのか?

■議題
共感という能力は高度に進化した脳だけが持つ機能なのか?

■検討会記録
これはあるテレビ番組を見たときのこと。
魚にどれだけの知性があるかの研究結果を纏めた番組で、ある数センチの魚でも共感するかどうかというテストを行っていた。 これは、CELESTEEで検討した「共感」の理論が、より原始的な生物、 つまり、よりシンプルな脳構造において当てはまっているかどうかの良い確認の機会であるとも言えるので、この検証結果は知りたい。 CELESTEEでは、よりシンプルな脳構造においても、共感は起こりうるとして、比較的単純な共感ロジックを提唱している。

検証は、水槽の中に被験対象となる数センチの魚を一匹いれ、水槽の一面に、録画した映像を流すというもの。 この映像には、被験対象と同じ種の魚が、通常とは違う高速に小刻みする行動を繰り返しとった後、 最終的に水槽の底へ横たわって硬直するという内容である。これは、魚の研究者によると恐怖している時に見せる行動との事だ。

早速、実験が開始されると水槽に入っていた魚が、恐怖の行動と同じ行動をとり、最後には水槽の底に硬直して横たわって見せた。 実はこの映像とは別にもう一つ別の内容の映像も同時に流しているが、それは同種の通常時の魚の映像で、これには全く反応を示さない。

このことから、100パーセントとは言い切れないが、魚の視覚から恐怖する行動を見て、 恐怖を感じた水槽の魚が同じ行動を取った可能性が高いと言ってよいのではないだろうか。 粗探しをすれば、単純に、恐怖は感じず同じ行動を取ったとも言えなくも無いが、 通常時の魚の画像は反応を示さないことから、何らかの原因があってこの行動を取っていると考えるべきだろう。 検証結果は、CELESTEEの理論を後押しするものであると信じたい。




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